休みの日の夕方、「明日からまた仕事か」と思うと気持ちが沈む。仕事が楽しくない。つまらない。でも「仕事なんてそういうものだ」と言われたら、そうなのかもしれない——そうやって自分を納得させていませんか?
先に言います。僕は長いこと、自分は仕事がそこまで好きじゃない人間だと思っていました。でも独立して、それは半分しか合っていなかったと気づいたんです。

こんにちは!みゃーぱぱです!
僕は小売の会社で販売・店長・バイヤーを経験し、Web業界のIT営業に転職したあと独立しました。会社員時代には、休みの日の夕方になると気分が沈み、帰宅しても家での会話が弾まない——そんな「仕事が楽しくない時期」を過ごした側の人間です。
この記事は「仕事は楽しくて当然」という話でも、「黙って我慢しろ」という話でもありません。楽しくないの正体を知って、楽しい時間を少しずつ増やしていくための実話です!
こんな方におすすめ
* 仕事が楽しくない・つまらないのは、自分の甘えなのかと悩んでいる
* 「仕事は楽しくなくて当たり前」と言われて、もやもやしている
* 続けるか変えるか、判断の物差しが欲しい
📌 この記事のまとめ(30秒で読める)
楽しくない日があるのは当たり前。でも「楽しくなくて当たり前」と諦めるのは勿体ない。正体を知って、少しずつ変えよう。
* 「仕事はつらいもの」派と「そうじゃない」派は約3割ずつで拮抗
* 僕の「楽しくない」の正体は、好き嫌いより「コントロールの所在」だった
* 続けるかは、今ではなく「5年後テスト」で測る
* まずは「楽しい瞬間の棚卸し」から、小さく動く
仕事が楽しくない・つまらないのは当たり前?【結論: 諦めるのは勿体ない】
結論、楽しくない日があるのは当たり前です。でも「仕事は楽しくなくて当たり前」と諦めてしまうのは、勿体ないと僕は考えています。
「仕事が楽しくない・つまらない」とは、仕事の時間に手応えや前向きな気持ちを感じられない状態が続いていることです。検索では「楽しくない」とも「つまらない」とも言われますが、悩みの中身は同じ。本記事では、この状態を「仕事の好き嫌い」だけで片づけず、正体から考えていきます。
まず、データを1つ紹介します。リクルートワークス研究所が20〜69歳の就業経験者に行った約1万人の調査では、「仕事はそもそもつらいもので、楽しさを見出すのは難しい」という考え方に「そう思う」側が31.2%、「そう思わない」側が31.1%。「どちらでもない」が37.7%で、ほぼ3等分でした(リクルートワークス研究所「『そもそも仕事はつらいもの』観を正面から考える」)。20代に限ると、「そう思う」側は40.5%まで上がります。
つまり「仕事は楽しくなくて当たり前」は、多くの人が持つ考え方の一つではあっても、正解ではありません。同じくらいの数の人が「仕事には楽しさを見出せる」と考えて働いているんです。


僕が「勿体ない」と考える理由はシンプルです。仕事は、睡眠を除けば1日でいちばん長く時間を使う営みで、人生でも最も多くの時間を注ぐことになります。その時間の中で「楽しい」の割合を少しでも増やせたら、1日も、人生も、一気に楽しくなるはずだからです。
もちろん、明日からいきなり楽しくするのは難しい。だからこの記事では、まず「楽しくない」の正体を、僕自身の経験から見ていきます。
「仕事がそこまで好きじゃない」僕にも、楽しかった瞬間が3つある
結論、「仕事がそこまで好きじゃない」と思っていた僕にも、はっきり楽しいと感じた瞬間がありました。共通点は、自分で準備したことを、相手から直接認められたときです。
- 1. 新卒で入ってしばらく経ったころ——社内のビジネスコンテストのような企画や接客コンテストで、自分でチームをまとめて準備し、表彰されたとき
- 2. 経営陣が集まる会議に呼ばれて、商品のプレゼンをしたとき——あとで経営陣から僕の上司に「良いプレゼンだった」と伝わったと聞きました。自分が評価された嬉しさと、上司に貢献できた手応えの両方がありました
- 3. 営業に転職して、新規開拓をしていたとき——初回商談の前に相手先を徹底的に調べて準備したことで、初回の商談で「あなたに任せるわ」と言っていただき、数百万円の発注をいただけたとき
3つとも、誰かに言われたことをこなした瞬間ではありません。自分で決めて準備したことが、お客様や同僚・上司から直接認められた瞬間でした。そのとき感じていたのは、やりがいや充実感と呼べるものです。
逆に言えば、僕が「仕事がそこまで好きじゃない」と思っていたのは、仕事そのものが嫌いだったからではなかった。楽しかった瞬間を並べてみて、ようやくそれに気づきました。この気づきが、「楽しくない」の正体を考えるきっかけになったんです。



独立して分かった「楽しくない」の正体——好き嫌いより「コントロールの所在」
結論、僕の「楽しくない」の正体は、仕事の好き嫌いではなく、自分で楽しくなるやり方を決められるかどうか——「コントロールの所在」でした。
コントロールの所在とは、働く時間や休み、仕事の進め方を、自分で決められる状態にあるかどうかのこと。僕はこれが、仕事の楽しさを大きく左右すると考えています。
独立してから、働く時間は正直、長くなりました。それでも苦じゃないんです。好きな時間に仕事を中断して家族との時間をとれて、休みたい日は平日でも土日でも自分で決められる。元々、仕事をそこまで好きじゃない人間だと思っていた僕にとって、「自分でコントロールできる中でなら、長時間働くのは苦じゃない」と知ったのは大きな気づきでした。
会社員時代を振り返ると、いつもではないものの、どこかで意識している自分がいました。会議のための会議の資料づくり。やりたいことを進めるための根回し。評価されるため、評価を下げないための社内向けのアピール——。休みの日にも店舗から社用携帯に電話が入り、評価に響くからと休日にパソコンを開いていた時期もあります。その実態は休日出勤が当たり前はおかしい?休みに電話が鳴り続けた僕の答えに書きました。
独立後は、「人の役に立つことをする」→「評価される」→「売上になり、また必要とされる」という流れを、毎日回せます。これはビジネスの本質であり、僕が会社員時代に楽しいと感じた3つの瞬間と、ほとんど同じ動きでした。楽しかったのは仕事の中身そのものより、楽しくなる動き方を自分で選べることだったんです。
この気づきは、調査の見立てとも方向が重なります。リクルートワークス研究所の研究員は、「仕事はそもそもつらいもの」と考える人がいる背景の一つとして、キャリアの初期に自分の意思に反するキャリア形成を強いられたことがある可能性を指摘しています。もちろん仮説の段階ですが、「自分で決められたかどうか」が仕事の見え方に影響するという点は、僕の実感と一致します。


「仕事が嫌い」と決めつける前に、「自分で決められないことが嫌なのかもしれない」と疑ってみてください。正体が分かれば、打ち手も変わります。
続けるか変えるかは「5年後テスト」で測る
結論、続けるか変えるかは「今楽しいか」ではなく、続けた先の自分の姿を想像して、今頑張る意欲が湧くかで測ります。僕はこれを「5年後テスト」と呼んでいます。
今の楽しくなさには波があります。慣れれば変わることもある。でも、続けた先の自分がどう見えるかは、その日の気分ではあまり変わりません。だから判断の物差しとして使いやすいんです。
僕の実話を話します。小売のバイヤーになった最初のころは、全社の商品を企画・管理する責任と売上規模の大きさにプレッシャーを感じ、楽しくないことの方が多かったです。それが半年ほど経って慣れてくると、自分で企画したものに市場(お客様)や社内から反応が返ってくる——そこに楽しさを感じるようになりました。任される範囲も広がり、良い評価をいただく場面も少しずつ増えていきました。
それでも僕は、5年後・10年後を想像したときに立ち止まりました。上司や、上司と同じポジションの人たちが、中間管理職として奔走する姿。それが僕の目には、楽しそうには映らなかった。「これが、自分が頑張った先の働く姿なのか」と思うと、今頑張る意欲が湧かなかった——それが正直な気持ちです。
もちろん、その働き方にやりがいを感じる人もいます。大事なのは、あなた自身がその姿に向かって頑張れるかどうかです。僕はこの5年後テストをきっかけに、転職した方がキャリアの選択肢が広がると考えるようになりました。上の役職をどう考えるかは、管理職になりたくない・出世したくないのは逃げ?店長辞令を受けた僕の答えで詳しく書いています。
- 新しい仕事や役割に就いて、まだ数か月なら——慣れで変わる可能性がある時期です。僕のバイヤー時代は、半年ほどで景色が変わりました
- 5年後テストでも、続けた先の姿に頑張る意欲が湧かないなら——変える準備を始めていいサインです
- 眠れない・食べられない・体に出ているなら——判断より先に、休むことと専門家への相談を優先してください
そして、仕事に楽しいことが一つもなく、この先も楽しくなさそうなら——辞めることに積極的になっていい。この線引きは営業を辞めたいのは甘え?「辞めたい」が消えないまま1位を取った僕の答えで詳しく書いています。


「楽しい瞬間の棚卸し」から、少しずつ変える
結論、楽しくないを変える第一歩は、「自分はどんなときに仕事が楽しいと感じるのか」を思い出す「楽しい瞬間の棚卸し」です。
楽しくない理由をいくら並べても、次の一手は見えにくいもの。逆に、楽しかった瞬間の条件が分かれば、それを増やす方法を考えられます。僕の場合、その条件は「自分で決めて準備したことが、直接認められる」でした。
- 1. 楽しかった瞬間を書き出す——任された、認められた、喜ばれた。小さなことで構いません
- 2. 共通点を見つける——誰から、何を、どう認められたときだったか
- 3. その瞬間を増やすために、何から動くかを決める——今の職場で増やせるのか、場所を変える必要があるのか
動き方は、今の職場の中で任される範囲を広げることかもしれません。社内で別の道に手を挙げることかもしれません。僕は小売時代、辞令の前から別の職種に手を挙げ続けて、店長から本社へ移りました(店長を辞めたいのは甘え?店長→本社→転職と歩いた僕の結論)。まずは無料でできる転職活動で外の世界を見てみる、副業を始めてみる、というのも立派な一歩です。
僕自身、1社目のころから少しずつWebの勉強をしたり、ブログを始めてみたりと、小さなアクションを続けて今に至ります。明日から全部を変える必要はありません。
ただ、一つだけ避けてほしいことがあります。「今のままでいい」と、現状維持で止まってしまうことです。経験が止まると、市場価値は年齢とともに落ちていきます。AIが人の業務をどんどん担えるようになる今、その速度は上がっていくはずです。現状維持は、最もリスクのある選択だと僕は考えています。
とはいえ、自分の「楽しい」の条件を一人で言葉にするのは、意外と難しいもの。棚卸しの相手として、キャリアコーチングを使う手もあります。
楽しくないの正体を、棚卸しから:POSIWILL CAREER
総合おすすめ度:
メリット
- 求人紹介をしないキャリア相談なので、「続ける・変える」から中立に整理できる
- 20〜30代のキャリア設計に特化。「自分はどんなときに楽しいのか」の言語化を伴走してもらえる
- 無料カウンセリングから始められる
デメリット
- 本格的なプログラムは有料(無料なのは初回カウンセリング)
- 求人を紹介するサービスではないため、転職活動自体は別途進める必要がある
楽しかった瞬間を人に話すだけでも、自分の「楽しい」の条件は見えてきます。じっくり比較してから決めたい方は、キャリア相談はどこがいい?転職を迫られない3サービスを比較【30代パパ】もどうぞ。
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家族がいるなら、「楽しくない」を放置しない
結論、家族のために我慢しているつもりでも、あなたの「楽しくない」は家の空気に表れます。だからこそ放置しないでほしいんです。
僕は、機嫌が大げさに態度に出るタイプではありません。それでも仕事が楽しくない時期は、帰宅しても会話が弾まなかったり、休みの日、翌日が仕事だと思うと夕方からテンションが上がらなかったりしました。間接的に、家の空気は良くなかったと思います。
自分が楽しくないと、家庭の空気も悪くなる。今の働き方で不幸せなら、動くことで自分の日々が充実し、育児や家族のことも間接的にうまく回り始めるかもしれない。自分の幸せを犠牲にして育児をする必要はない——これは、子どもが生まれてから転職に動いた僕が、同じ立場のパパに伝えたいことでもあります(出産を機に転職する男性はあり?産後3ヶ月で動いた僕の結論)。
一方で、「家族を不幸にさせられない」という気持ちが、踏ん張る理由になった時期も僕にはありました。家族は我慢の理由にも、動く理由にもなります。どちらに転ぶにしても、一人で抱えずに家族と話すことが、いちばんの近道です。


よくある質問
Q1. 仕事が楽しくない人の割合は?
A. 「仕事はそもそもつらく、楽しさを見出すのは難しい」と考える人は約3割(31.2%)です。そう思わない人も約3割(31.1%)いて、ほぼ拮抗しています。リクルートワークス研究所の約1万人調査によるもので、20代では40.5%とやや多くなります。
Q2. 仕事がつまらないという理由だけで辞めるのは甘えですか?
A. 甘えではありません。ただし、慣れで変わる一時的なつまらなさか、「5年後テスト」でも頑張る意欲が湧かないのかを分けてから判断するのがおすすめです。一つも楽しくなく、この先も楽しくなさそうなら、辞めることに積極的になっていいと僕は考えています。
Q3. 仕事をやめたほうがいいサインは?
A. 眠れない・食べられないなど心身に出ているなら、判断より先に休むことを優先してください。そうでなければ、「楽しいことが一つもない」「続けた先の姿に頑張る意欲が湧かない」の2つが重なったときが、変える準備を始める目安です。
Q4. 好きなことを仕事にしないと、仕事は楽しくなりませんか?
A. 僕はそう思いません。仕事がそこまで好きじゃないと思っていた僕が、自分でやり方を決められる働き方では、長時間でも苦になりませんでした。楽しさを左右するのは、仕事の種類よりも「コントロールの所在」だと考えています。
Q5. 仕事にやりがいがないときは、どうすればいいですか?
A. まずは「楽しい瞬間の棚卸し」から始めてみてください。僕がやりがいを感じたのは、自分で準備したことを相手から直接認められたときでした。その条件を今の職場で増やせるかを考え、難しければ場所を変えることも選択肢です。
Q6. 仕事が楽しくないまま続けると、どうなりますか?
A. 経験が止まり、市場価値は年齢とともに落ちやすくなります。僕は「今のままでいい」と現状維持で止まるのが、最もリスクのある選択だと考えています。家族がいる人は、自分の楽しくなさが家の空気に出ることも覚えておいてください。
最後に——「楽しくない」は、あなたの働き方が送っている信号
仕事が楽しくない・つまらないと悩む方へのポイントは以下です。
- 楽しくない日は当たり前。でも「楽しくなくて当たり前」と諦めるのは勿体ない
- 楽しくないの正体は、好き嫌いより「コントロールの所在」かもしれない
- 続けるか変えるかは、今ではなく「5年後テスト」で測る
- まずは「楽しい瞬間の棚卸し」から、少しずつ変える
仕事は、睡眠以外でいちばん長く付き合う時間です。その時間を「こんなものだ」で終わらせないでください。僕は「仕事がそこまで好きじゃない」と思っていた側から、小さなアクションを続けて、自分で楽しくなるやり方を決められる働き方にたどり着きました。楽しい時間は、少しずつなら増やしていけます。応援しています!
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