「転職したい会社の提示年収が、今より低い」「未経験の仕事に挑戦したいけど、年収が下がるのが怖い」——そんな気持ちで検索していませんか?
先に言います。転職で年収が下がるのは、珍しいことではありません。大事なのは、どこまでなら下げていいかを先に決めて、下がった分を取り戻す道筋が見えているかどうかです。

こんにちは!みゃーぱぱです!
僕は小売の1社目(最終年収 約400万円)から、未経験でWeb業界の営業に転職しました。入って数ヶ月は、年収が1社目より下がりました。それでも後悔はなく、2社目の1年目の年収は約750〜800万円になりました。年収が下がる転職を受けるかどうかの判断基準と、下がった数ヶ月に実際に起きたことをお話しします!
こんな方におすすめ
* 転職先の提示年収が今より低く、受けるかどうか迷っている
* 未経験の仕事に移りたいが、年収が下がるのが怖い
* 年収が下がる転職をして後悔しないか、経験者の話を聞きたい
📌 この記事のまとめ(30秒で読める)
転職で年収が下がるのは珍しくない。下げ幅の上限と、取り戻す道筋が見えるならありです。
* 転職者の31.0%は賃金が下がり、21.9%は1割以上下がる(厚労省)
* 僕は「1割以上は落とさない」と決め、上がり方を選考中に確かめた
* 入って数ヶ月は1社目を下回ったが、1年目は約1.8倍になった
* 受ける前に「下げ幅・戻り道・つなぎ資金」の3点を確かめる
転職で年収が下がるのはあり?【結論: 下げ幅を決めて、戻り道が見えるならあり】
結論、転職で年収が下がるのはありです。ただし、どこまで下げるかを先に決めて、下がった分を取り戻す道筋(戻り道)が見えている場合に限ります。
年収が下がる転職とは、転職先での年収(給料・手当・賞与を合わせた額面)が、前の会社より少なくなる転職のことです。本記事では、年収が下がる転職を受けるかどうかの判断基準を、1割以内で年収を下げて未経験転職した僕の体験と、厚生労働省のデータをもとに解説します。
厚生労働省の「雇用動向調査」(令和7年)によると、転職した人の賃金を前の会社と比べると、「増加」が40.8%、「減少」が31.0%、「変わらない」が25.5%でした。1割以上減った人は21.9%います(厚生労働省「令和7年 雇用動向調査結果の概況」)。
つまり、転職した人の3人に1人ほどは年収が下がっていて、下がった人の多くは1割以上下がっています。年収が下がるのは、あなただけの話ではありません。
そのうえで僕が大事だと思うのは、下がること自体より、①下げ幅に上限を決めているか ②下がった分を取り戻す道筋が見えているか、の2つです。この2つがそろっていれば、年収が下がる転職を受ける価値は十分にあると考えています。


転職で年収が下がる5つの理由
結論、転職で年収が下がるのは、主に「未経験」「業界・勤め先の規模」「役職・手当」「残業代」「成果給の立ち上がり」の5つが理由です。自分がどれに当てはまるかが分かると、下がった分を取り戻せるのかどうかも見えてきます。
① 未経験の職種・業界に移る
これまでの経験がそのまま評価されにくいので、提示される年収は低めから始まりやすくなります。僕も1回目の転職活動では、転職エージェントから、未経験なら「年収は下がる」という前提で話をされました。
② 給与水準の違う業界・勤め先の規模に移る
同じ年代・同じような仕事でも、業界や勤め先の規模で給与水準は大きく違います。国税庁の統計(令和7年分)では、男性の30〜34歳で比べても、従業員1〜4人の事業所で働く人は約429万円、5,000人以上の事業所で働く人は約619万円でした(国税庁「令和7年分 民間給与実態統計調査」)。詳しくは30代の平均年収はおかしい?実感とズレる理由と、平均並みだった僕の判断で解説しています。
③ 役職がなくなり、手当が消える
前の会社で役職手当がついていた人が、新しい会社でメンバーから始めると、その手当の分だけ年収が下がります。
④ 残業が減り、残業代が減る
働き方を良くするための転職では、残業が減るぶん、残業代も減ります。基本給が同じでも、年収で見ると下がることがあります。
⑤ 成果給の会社は、成果が出るまでの数ヶ月が下がる
インセンティブ(成果に応じた上乗せ)や、成績で基本給が上がる仕組みの会社では、入ったばかりで数字が出ないうちは給与が低くなりがちです。僕のケースはこれでした。逆にいえば、成果が出れば取り戻せる下がり方でもあります。
②と④は、会社や働き方の仕組みそのものによる下がり方なので、入社後も続きやすいもの。①③⑤は、経験や成果を積めば取り戻せる可能性がある下がり方です。下がる理由がどれなのかを、受ける前に見分けておきましょう。


年収が下がる前提で、未経験転職した僕の実際
結論、僕は「1割以上は落とさない」と決めたうえで、年収が下がる転職を受けました。入って数ヶ月は1社目を下回りましたが、後悔はなく、1年目の年収は約1.8倍になりました。
1回目は「年収がほぼ変わらない内定」を辞退した
最初に転職活動をしたのは2019年です。エージェントからは、未経験だと年収は下がるという前提で話をされました。結果的に内定は出ましたが、年収も休日も当時の会社と大きく変わらず、「今の仕事より良くなるのか」「この先のキャリアにつながるのか」というもやもやが消えませんでした。それで、この内定は辞退しています。
年収が下がらないから良い、とは限りません。僕が引っかかっていたのは、金額そのものより、その会社でのキャリアがこの先につながるのかが見えないことでした。
2回目は「1割まで」と「上がり方」を先に決めた
2020年12月から2回目の転職活動を始めたときは、先に条件を固めてから、エージェントとの初回面談に臨みました。伝えた条件は次のとおりです。
- 当時の年収は約400万円。未経験なので多少下がる見込みはあるが、大体1割以上は落とさない(最低360万円)
- 入社後に、短い期間で年収を伸ばせる人事制度・評価制度がある会社
- Web・ITなど、成長している業界
内定後の年収交渉はしていません。その代わり、選考の途中の二次面接で、キャリアアップの仕組みや人事制度・評価制度を直接質問しました。細かい年収の上がり方や評価の本音のような聞きづらいことは、エージェントを通して聞いてもらっています。2社目は、基本給のグレードが年に3〜4回見直される会社だと、面接で確認していました。エージェントの使い方は転職エージェント2回目はあり?|3社並行で20日内定の体験談にまとめています。
入って数ヶ月は、1社目を下回った
2社目では、入って数ヶ月、年収が1社目より下がりました。下がり幅は1割以内、年収にすると360〜400万円の間です。自分で決めていたラインの内側には収まっていました。
2社目は、成果がいちばんの評価軸になる会社です。未経験で入った最初は、成果が出るイメージが湧かず、きつかった。それでも、年収を下げてまで転職したことを後悔したことはありません。つらかったのは、お金より、成果が出ないことの方でした。成果さえ出せば、インセンティブや昇格で給料は上がる構造だったので、成果にコミットするしかなかったんです。
入社直後のしんどさの中身は、転職後のストレスのピークはいつ?2ヶ月目が底だった僕の乗り越え方で詳しく書いています。
3ヶ月目くらいに給料が動き、1年目は約1.8倍に
給与が最初に動いたのは、3ヶ月目くらい。自分の営業活動でとった受注が、月3件を超えたころだったと思います。そこから成績に応じて基本給が上がり、インセンティブも加わって、2社目の1年目の年収は約750〜800万円、1社目の約1.8倍になりました。
家計の面では、転職活動を始めたときの貯蓄が約200万円、当時の月の支出は夫婦2人で18〜20万円ほどでした。夫婦の間では「5〜6ヶ月分の所持金があると良い」という感覚を共有していて、二人とも貯金への意識が高かったので、転職のときに資金繰りが悪化した記憶はありません。
上がる仕組みは、下がる仕組みでもあります。成果で給料が決まる会社のよい面と代償は、給料が上がらない会社の特徴|年収1.8倍で抜けた僕が両方の中で見たもので書いています。


年収が下がる転職で後悔しないための3点チェック
結論、年収が下がる転職を受ける前に、「下げ幅」「戻り道」「つなぎ資金」の3つを確かめてください。僕はこれを「年収ダウン転職の3点チェック」と呼んでいます。
3つとも、僕の2回目の転職活動での判断を、チェックの形に並べ直したものです。

① 下げ幅:上限を先に決める
どこまでなら下がっていいかを、求人を見る前に決めておきます。一般的には「1割減」くらいまでが、生活を大きく変えずに済む目安と言われます。僕も「大体1割以上は落とさない」と決めて、エージェントとの初回面談で伝えました。
額面の年収だけでなく、手取りの月額で家計が回るかも確かめておくと安心です。たとえば年収400万円の1割は40万円。月にならすと3万円ほどで、毎月の家計にそのまま響きます。
② 戻り道:上がり方を選考中に確かめる
下がった分を取り戻せるかどうかは、入社前にかなり確かめられます。聞いておきたいのは、評価制度の中身、給与が見直される頻度、そして入社後に年収が上がった人の例です。僕の2社目は、基本給のグレードが年に3〜4回見直される会社でした。
面接で聞きにくいことは、エージェントを通して聞いてもらうのも手です。聞いても答えが曖昧なら、それ自体が「上がり方が見えない会社」のサインだと思います。
③ つなぎ資金:取り戻すまでの数ヶ月を支えられるか
成果給の会社では、成果が出るまでの数ヶ月、給与が低い状態が続くことがあります。僕も入って数ヶ月は1社目を下回りました。その数ヶ月を貯蓄で支えられるかを、受ける前に確かめておきましょう。目安は、月の支出の何ヶ月分の貯蓄があるかです。僕は転職活動を始めたとき、月の支出の約10ヶ月分にあたる約200万円の貯蓄がありました。
家族がいる場合は、この数字を一緒に確認しておくと、話を進めやすくなります。家族との話し方は妻子持ちの転職失敗パターン5選と回避の3条件【30代パパ体験談】で書いています。


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総合おすすめ度:
メリット
- 業界最大級の求人数で、同じ職種の年収の幅を見比べやすい
- 評価制度や年収の上がり方など、面接で聞きにくいことを担当者経由で確認しやすい
- 在職のまま、情報収集だけの利用もできる
デメリット
- 担当者との相性が合わない場合がある(担当変更の申請は可能)
- 求人紹介の連絡が多く感じることがある
僕も2回目の転職活動で使った3社のうちの1つです。年収が下がる求人を受けるかどうかは、同じ職種の求人の年収の幅と、入社後の上がり方を見比べてから決めても遅くありません。
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年収が下がっても転職していい人・立ち止まった方がいい人
結論、戻り道とつなぎ資金がそろっている人は、年収が下がっても転職していい。上がり方が曖昧なまま、今の職場を離れることだけが目的になっている人は、一度立ち止まった方がいいです。
年収が下がっても転職していい人
- 入社後の上がり方(評価制度・給与が見直される頻度)を確かめられた
- 年収以外に得たいもの(休日・業界の将来性・経験)がはっきりしている
- 取り戻すまでの数ヶ月を、貯蓄で支えられる
僕の場合、業界の先行きへの不安も転職を考えた大きな理由でした。休日も、第一優先ではないものの「減らしたくない、増やしたい」とエージェントに伝えていて、年間休日は119日から125日、半年ほど後には約145日まで増えました。年収だけで損得を決めないことも大切です。
一度立ち止まった方がいい人
- 上がり方を聞いても、答えが曖昧なまま
- 下げてでも離れたい理由が「今がつらい」だけで、次に何を得たいかが決まっていない
- 目先の年収だけで選んでいる
今のつらさから離れること自体は、悪いことではありません。ただ、準備がないまま年収を下げると、下がった分を取り戻す道筋が見つけにくくなります。逃げることと準備の関係は逃げの転職はダメ?毎朝「逃げたい」と思った僕が、粘った時と離れた時で詳しく書きました。
目先の年収で選ぶ危うさは、年収が上がる転職でも同じです。僕のまわりにも、短い期間で年収を上げることだけを追って、未経験で保険営業の仕事に移り、実績が上がらずに早く辞めてしまった人がいました。


よくある質問
Q1. 転職で年収が下がる人はどのくらいいますか?
A. 厚生労働省の令和7年の調査では、転職した人の31.0%が、前の会社より賃金が下がっています。1割以上下がった人は21.9%で、反対に上がった人は40.8%でした。下がる人は3人に1人ほどです。
Q2. 年収ダウンの許容範囲は何割までですか?
A. 一般的には1割減くらいまでが、生活を大きく変えずに済む目安と言われます。僕も「大体1割以上は落とさない」と決めて転職活動をしました。額面だけでなく、手取りの月額で家計が回るかも確かめてください。
Q3. 未経験の職種に転職すると、年収は必ず下がりますか?
A. 必ずではありませんが、経験が評価されにくいぶん下がりやすいのは確かです。僕は未経験で営業職に移り、入って数ヶ月は1割以内で下がりましたが、成果で給与が上がる会社だったので、1年目の年収は約1.8倍になりました。
Q4. 年収が下がる転職をして、後悔しませんか?
A. 後悔するかどうかは、下げ幅の上限と、取り戻す道筋を受ける前に確かめたかで変わると思います。僕は後悔はありませんでした。つらかったのはお金より、成果が出ないことでした。
Q5. 転職して給料が下がったら、もらえる手当はありますか?
A. 失業手当(基本手当)を受けている途中で再就職し、「再就職手当」をもらった人は、「就業促進定着手当」を受けられることがあります。再就職先で6ヶ月以上働き、その6ヶ月の賃金が離職前より低い場合が対象で、令和7年4月1日以降に再就職した人は、基本手当の支給残日数の20%が上限です。退職から間を空けずに転職する人は対象になりません(ハローワーク「就業促進定着手当」のご案内)。
Q6. 年収が下がったあと、税金で気をつけることはありますか?
A. 住民税に気をつけてください。住民税は前の年の1月から12月までの所得で計算されるので、年収が下がったあとも、しばらくは前の年の所得をもとにした住民税を払います(総務省「個人住民税」)。手取りが一時的に大きく減ったように感じるので、その分も見込んで家計を考えておくと安心です。
Q7. 年収が下がる転職で、年収交渉はしたほうがいいですか?
A. 未経験の転職なら、交渉より「入社後の上がり方」を確かめる方が大事だと考えています。僕は未経験だったので年収交渉はせず、選考の途中で評価制度や年収の上がり方を確認しました。経験を活かせる転職で根拠を示せる場合は、エージェントを通して条件を相談するのも一つの方法です。
最後に——下げ幅より「戻り道」を見る
年収が下がる転職で迷っている方へのポイントは以下です。
- 転職者の31.0%は賃金が下がり、21.9%は1割以上下がる(厚労省・令和7年)。下がるのは珍しくない
- 下がる理由が「仕組みで続くもの」か「成果で取り戻せるもの」かを見分ける
- 受ける前に「年収ダウン転職の3点チェック」(下げ幅・戻り道・つなぎ資金)を確かめる
- 上がり方が曖昧なまま、離れることだけが目的なら、一度立ち止まる
僕は「1割以上は落とさない」と決めて、未経験でWeb業界の営業に移りました。入って数ヶ月は1社目を下回りましたが、後悔はありませんでした。成果さえ出せば給料が上がる構造だと分かっていたので、成果に集中するしかなかったんです。1年目の年収は約1.8倍になりました。年収が下がるかどうかより、その先の上がり方が見えているかどうかで決めてください。転職活動の進め方は【転職完全攻略】レジ打ち社員が最短20日で年収アップの転職ができたノウハウ解説にまとめています。応援しています!
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