「一人でやってるから手が足りない。でもAIって、実際どこまでやってくれるの?」
「サブスクだけ払って使いこなせてない気がする…」

こんにちは!みゃーぱぱです。
僕は従業員を雇っていない一人社長で、いまは法人2期目です。営業支援の仕事と、自社のAIサービスの2本立てでやっています。
この記事は「おすすめAIツール10選」みたいな記事ではありません。僕が3ヶ月間、実際にAIを使ったログを全部数えて、その数字をそのまま公開する記事です。何回使ったか、何をさせたか、何時に使っているか。全部出します。
📌 この記事のまとめ(30秒で読めます)
一人社長にとってAIは「相談相手」ではなく「手を動かす担当者」です。目的はもっと働くことではなく、早く終わらせて家族の時間を守ることでした。
- 3ヶ月の実ログ: 697回の作業依頼で、22,316回の作業をAIが実行
- 中身は「実行・読む・書く」で72.9%。調べ物はたった1.7%でした
- 深夜0時〜5時のログはゼロ。18時にガクッと減って、22時には終わります
- 任せないと決めているのは「人・物・金」に関わる決断の3つ
- かかっているお金は月4万円前後。それで毎日2〜3時間が浮いています
この記事はこんな方におすすめ
- 一人社長・フリーランスで、人を雇うか迷っている
- AIは触っているけど「これで合ってるのか」が分からない
- サブスクを払っているのに使いこなせていない気がする
- AIにどこまで任せていいのか、線引きを知りたい
一人社長のAI活用とは?結論は「相談相手ではなく作業者」
一人社長のAI活用とは、人を雇わずに事業を回すために、AIを「実際に手を動かす担当者」として使うことです。結論から言うと、相談相手として使っているのは全体のごく一部でした!
なぜそう言い切れるかというと、自分の使い方を全部数えたからです。あとで詳しく出しますが、僕がAIにさせていた作業のうち調べ物はたった1.7%。残りのほとんどは「実際に作業をする」ことでした。
ここを勘違いしたままだと、AIは「ちょっと賢い検索」で止まってしまいます。大事なのはどのツールを使うかではなく、何を任せるかです。
3ヶ月の実ログを全部公開します(697回の依頼・22,316回の作業)
結論、一人社長の僕がAIに任せた作業は、3ヶ月で22,316回でした。
これは感覚の話ではなく、手元に残っている作業ログを機械的に数えた実数です。期間は2026年5月4日から8月8日までの約3ヶ月。使っているのはClaude Codeというツールで、僕はこれをメインの作業役にしています。
| 項目 | 実測値 |
|---|---|
| 作業を依頼した回数(セッション) | 697回 |
| AIが実行した作業 | 22,316回 |
| 僕が出した指示の数 | 約2,094回 |
| 期間 | 約3ヶ月(2026年5月4日〜8月8日) |
面白いのは、この3ヶ月で使う量が一気に増えていったことです。最初の月はほとんど使えていません。
| 月 | 依頼した回数 | AIが実行した作業 |
|---|---|---|
| 2026年5月 | 9回 | 1,177回 |
| 2026年6月 | 186回 | 4,497回 |
| 2026年7月 | 405回 | 13,353回 |
| 2026年8月(8日まで) | 33回 | 3,289回 |
5月はたった9回。それが2ヶ月後には月405回になっています。ここには理由があるので、後半の「最初の30日」のところで正直に書きます。
かかっているお金は月4万円前後
気になる費用も出しておきます。メインで使っているClaudeは上位プランで月3〜4万円ほど。それとは別に、ブラウザで使っているGeminiとManus AIがそれぞれ月数千円のプランです。
合計すると月4万円前後。安くはありません。ただ、人を1人雇うことを考えれば桁が違いますし、実感としてはこの金額で毎日2〜3時間が浮いています。
AIに何をさせたのか|調べ物はたった1.7%でした
結論、いちばん多かったのは「調べ物」ではなく「作業そのもの」でした。一般的なイメージとは、まるで違う結果です!
22,316回の中身を種類ごとに数えると、こうなりました。
| AIにさせたこと | 回数 | 割合 |
|---|---|---|
| 実行する(作業を動かす) | 7,336 | 32.9% |
| 読む(資料やデータを読み込む) | 4,462 | 20.0% |
| 書く・直す | 4,457 | 20.0% |
| 画面を操作する | 1,447 | 6.5% |
| できたものを確認する | 1,244 | 5.6% |
| やることの管理 | 647 | 2.9% |
| ネットで調べる | 384 | 1.7% |
| その他 | 2,339 | 10.5% |
上の3つ(実行・読む・書く)だけで72.9%。一方でネット調べは1.7%しかありません。これが「AIは相談相手ではなく作業者」と言い切れる理由です。
1回お願いすると、平均10個以上の作業が勝手に進む
僕が出した指示は約2,094回。それに対してAIが実行した作業は22,316回でした。つまり1回お願いすると、平均で10個以上の作業が自動で進んでいる計算になります。
ここが「チャットで質問する」のとの決定的な違いです。質問して答えをもらうのではなく、お願いしたら最後までやってくれる。この差が分かった瞬間から、使う量が一気に増えました。
調べ物と答え合わせは、別のAIに任せています
じゃあ調べ物は誰がやっているのか。答えは別のAIです。
僕はブラウザでGeminiとManus AIを使っていて、ここでは調べ物と軽い作業をしています。そしてもう一つ大事な役割が、Claudeが出したものが本当に合っているかの答え合わせです。
僕のAIの使い分け
- Claude Code… 手を動かす担当。作業そのものをお願いする
- Gemini / Manus AI… 調べる担当+軽作業。Claudeが出したものの答え合わせもここ
1つのAIの答えを、そのまま信じない。これは地味ですが、一人で仕事をしている以上、間違いに気づいてくれる人がいないので大事にしています。
ちなみに、ツールを一切使わず相談だけで終わった依頼も51回ありました。考えを整理したい時は、やっぱり話し相手として使っています。
18時に消えるログ|AIは「早く終える」ための道具でした

結論、僕がAIを入れた目的は「もっと働くため」ではなく「早く終わらせるため」でした。これはログを見れば一目で分かります!
何時に作業していたかを数えたら、こうなりました。
| 時間帯 | ログ量 | 何をしている時間か |
|---|---|---|
| 0時〜5時 | 0 | 寝ています |
| 7時〜9時 | 2,591〜6,417 | 朝から立ち上がる |
| 14時 | 8,595(最多) | いちばん動いている時間 |
| 18時 | 1,137(急に落ちる) | 夕ごはん・お風呂・寝かしつけ |
| 19時〜21時 | 3,112〜4,424 | 子どもが寝てから少し戻る |
| 22時 | 421 | 終わりの支度 |
| 23時 | 112 | ほぼ終了 |
注目してほしいのは2つです。1つは深夜0時から5時がまるごとゼロだということ。もう1つは18時にログが7分の1くらいまで落ちることです。
18時は、夕ごはんとお風呂と寝かしつけの時間です。ここは動かしません。僕は小売業界にいた頃、長時間労働で家族との時間がまったく取れませんでした。あの状態には戻りたくないんです。
その時の話は妻子持ちの転職失敗パターン5選と回避の3条件【30代パパ体験談】に書いています。
寝る前に「朝までにこれをやっておいて」と頼んでおく
もう一つ、うまくいっている使い方があります。その日の仕事を終える時に、AIへ「朝起きるまでにこれをやっておいて」とお願いしておくことです。
こうしておくと、翌朝パソコンを開いた時に「さて何から手をつけようか」という時間がなくなります。一日の立ち上がりのロスが消えるんです。
先ほどの表で22時に421、23時に112という小さなログが残っているのは、まさにこの「翌朝ぶんの仕込み」の跡です。数字と実際の行動がぴったり合っていて、自分でも見返して面白かったところです。
AIに任せないと決めている「人・物・金」の3原則
結論、僕がAIに任せないと決めているのは「人」「物」「金」に関わる決断です。この3つさえ守れば、大きな事故は起きません!
僕はこれを「人・物・金の3原則」と呼んでいます。作業はどんどん任せる。でも決めることだけは自分がやる。この線引きだけは3ヶ月間ずっと変えていません。
原則1: 人に関わることは、最後の一手を必ず自分でやる
人への連絡は、下書きまではAIに作らせてOKです。実際に僕もよくお願いします。
ただし実際に送るのは必ず自分。ここは絶対に譲りません。文面を読み返して、自分の言葉として送れるかを確かめてから送信します。相手がいることを機械に丸投げしてはいけない、というのが僕の考えです。
原則2: 物(サービスや商品)をどうするかは自分で決める
何を作るか、どう届けるか、やめるかどうか。事業の中身に関わる判断は自分の仕事です。
AIは案を出すのは得意です。でも「その案を選ぶ理由」は、自分の事業の背景を全部知っている自分にしか持てません。案出しは任せて、選ぶのは自分。この順番を崩さないようにしています。
原則3: お金の決断は専門家に。ここで一度つまずきました
この3つ目は、実際に失敗してから学んだことです。
法人を作った時、僕はいろいろな手続きをAIで調べながら自分で進めました。手続き自体はそれで足りました。でも役員報酬をいくらにするかという判断だけは、AIでは決め手に欠けたんです。
返ってくるのはどうしても一般論で、「うちの事業計画だとどうするのが正解か」まではたどり着けませんでした。結局、1期目が終わる2ヶ月前になってようやく顧問税理士にお願いしました。もっと早く頼むべきだったというのが素直な反省です。
いまは顧問税理士に相談しつつ、AIでも考えを整理するという二段構えにしています。これで2期目はかなり安心して進められています。
法人化まわりの流れは【30代パパ実体験】フリーランス→法人化5ステップ|1期目の数字を大公開に、いつ法人化するかの判断は個人事業主の法人化タイミング|800万を待たず決めた判断3条件にまとめています。
3原則を守っていても、細かいズレの直しは今も多い
正直に書いておくと、この3原則を守っているおかげで大きなトラブルは今のところ一度も起きていません。
ただし、自分でチェックしていると気づくことがあります。AIだけに任せると、微妙な受け取り方の違いや、言葉のニュアンスのズレはまだまだ出ます。その直しは、正直いまも多いです。
「AIに任せれば全部きれいに終わる」ということはありません。最後に読んで直す人が要る。ここは3ヶ月使ってもまだ変わっていない部分です。
人を雇わなくていいのか?専門職の力は今も必要です
よく聞かれるので書いておきます。AIができることが増えたおかげで、人を雇ったり外注したりする費用は、たしかに発生しにくくなりました。この流れは今後もっと進むと思っています。
でも、専門職の力がいらなくなったわけではありません。
- 法律や税のこと… 一般的な情報はAIで足りても、最終判断は専門家に
- システムの安全性… AIで作れても、エンジニアの目で確認してもらわないと安心して人に使ってもらえない
むしろ「専門の知識を持っている人に助けてもらわないと、事業は大きくならない」というのが、3ヶ月使ってみた今の実感です。AIは人の代わりというより、自分ひとりで抱えていた作業をごっそり引き受けてくれる存在だと思っています。
これから始めるなら|最初の30日は「とにかく触る」が正解でした
結論、最初の30日でやるべきことは「効率よく使おうとすること」ではなく「非効率でもいいからとにかく毎日触ること」です!
5月に9回しか使えなかった、正直な理由
さっきの表にあった通り、僕は最初の月にたった9回しか使えていません。理由ははっきりしています。
チャットのAIとの違いが分からず、どう触っていいのか分からなかったんです。
それまではGoogleのAI開発ツールで作業していたのですが、できることに限界を感じていました。そんな時にSNSで「Claude Codeが使いやすい」という声を見かけて触り始めたのが2〜3月ごろ。そして5月に、どうしても作りたいWebサービスがあって、そこで本格的に切り替えました。
でも触り始めても、最初はピンと来ませんでした。転機は「これ、開発だけじゃなくてあらゆる仕事に使えるぞ」と体で分かった瞬間です。そこから使う回数が坂道を登るように増えていきました。
いま戻れるなら「小さな用事でも全部AIに投げる」をやります
最初の30日に戻れるなら、僕はどんなに小さな用事でも全部AIに投げるということを徹底します。
ちょっとした調べ物でも、10分で終わる作業でもいいんです。自分でやったほうが早い場面でも、あえて頼んでみる。その繰り返しでしか「何を任せられて、何は任せられないか」の感覚は育ちません。
逆に言うと、いきなり全部を任せようとして挫折する必要はまったくありません。まずは毎週やっている同じ作業を1つ選んで、それだけを渡してみる。これが一番つまずきにくい入り方だと思います。
実感として、この半年で浮いた時間とお金
数字で言えるところも書いておきます。
営業資料を作る、商談先を調べる、そのあとのフォローをする。こういった日々の仕事で、以前と比べて毎日2〜3時間は減らせています。
それから、Webサービスの開発です。僕はもともと作る技術を持っていないので、自分でやろうとしたら時間もお金もかかっていたはずです。外に頼む費用や、判断にかかる時間まで含めて考えると、この半年で数百万円・何百時間ぶんに相当する成果が出ているというのが正直な体感です。
売上でいうと、フリーランス1年目は600〜700万円台、法人2期目は1,500〜1,700万円台の見込みです。この伸びは、AIなしでは考えられなかったと思っています。こなせる仕事の量と、人に向き合える量が、はっきり増えたからです。
ちなみに、僕が会社員に戻らず独立を選んだ時の話は転職の内定辞退で迷ったら|辞退して独立した僕の判断3軸【体験談】に書いています。
一人社長のAI活用に関するよくある質問
Q1. 一人社長はAIで人を雇わずにやっていけますか?
A. 作業の多くは任せられますが、全部を代わりにはできません。僕の3ヶ月のログでは「実行・読む・書く」で72.9%を占めていました。ただし法律や税、システムの安全性など、専門家に見てもらうべき部分は残ります。
Q2. AIは結局「調べ物」に使うものですか?
A. いいえ。僕の実ログではネットで調べる作業はたった1.7%でした。いちばん多かったのは作業そのものを動かすこと(32.9%)です。検索の代わりとして使っていると、いちばん効く使い方にたどり着けません。
Q3. AIを使うと働く時間は増えますか、減りますか?
A. 使い方次第ですが、僕は減らす方に使っています。ログは深夜0時〜5時がゼロで、18時に大きく落ちて22時には終わります。こなせる量は増えましたが、働いている時間はむしろ減りました。
Q4. AIに任せてはいけないことは何ですか?
A. 「人・物・金」に関わる決断です。作業は任せても、決めることは自分でやります。人への連絡も下書きまではAIに作らせますが、実際に送るのは必ず自分です。
Q5. 税理士は必要なくなりますか?
A. なりません。むしろ早めにお願いすべきだと思っています。一般的な手続きの情報はAIで足りましたが、役員報酬をいくらにするかという判断では決め手に欠けました。僕は依頼が遅れたことを反省しています。
Q6. どのくらいで使いこなせるようになりますか?
A. 僕の場合は2ヶ月ほどで毎日の仕事に定着しました。最初の月は9回、2ヶ月目は186回、3ヶ月目は405回と段階的に増えています。最初からうまく使おうとしないことが大事です。
Q7. 何から任せ始めればいいですか?
A. 毎週やっている同じ作業を1つだけ渡すところから始めてください。いきなりツールを増やすより、1つの作業を完全に任せられる状態を作るほうが定着します。慣れるまでは非効率でも構いません。
Q8. AIの答えが間違っていた時はどうしていますか?
A. 別のAIで答え合わせをしています。僕はClaudeで作業をして、GeminiやManus AIで内容を確かめる形にしています。1つのAIの答えをそのまま信じないことが、一人で仕事をするうえでの保険になっています。
最後に|AIは「雇わない」ための道具ではなく「早く閉じる」ための道具
3ヶ月ぶんのログを全部数えてみて、いちばんはっきりしたのはこれでした。
この記事の要点
- 一人社長にとってAIは相談相手ではなく、手を動かす担当者
- 3ヶ月で22,316回の作業を実行。中身は実行・読む・書くで72.9%、調べ物は1.7%
- 深夜のログはゼロ、18時に急減。目的はもっと働くことではなく、早く終わらせること
- 任せないのは「人・物・金」の3原則。作業は任せて、決断は自分がやる
- 費用は月4万円前後。それで毎日2〜3時間が浮いている
一人でやっていると、仕事が増えた時の答えが「自分がもっと働く」しかなくなりがちです。僕はそれで一度、家族との時間を失いました。
いまは違います。仕事の量は増えているのに、18時にはパソコンを閉じられています。AIを入れてよかったと思えるのは、売上の数字よりもこの一点です。
今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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